【木彫 獅子】唐獅子 宮彫 社寺彫刻 寺社装飾彫刻 曳山 山車 だんじり ★

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★●★ 【木彫・獅子】 ★●★

日本では獅子のことを、日本に産する猪(いのしし)、鹿(しし)と区別して、中國伝来ということで唐獅子と呼ばれます。

もとは仏陀の一族を守護するインドライオンがモチーフであり、東洋で独自の進化を遂げた伝説上の動物です。

中国に伝わるにつれて美術的、装飾的に図案化されていきました。

古来、獅子は百獣の王、瑞獣と考えられ、美術品の意匠として、巻毛のたてがみを蓄えた勇壮な姿で、絵画や彫刻に表現されてきました。

伝統芸能の獅子舞、神社の狛犬の片割れなど、見かける機会は多く、装飾彫刻の中でも定番中の定番と云えます。

日本の意匠の王道として、よく使われていますが、魔除け、聖域守護の意味が 一番強いでしょう。

今は「狛犬」と一括されているのも元は「獅子・狛犬(角あり)」です。

さて今回のお品の唐獅子は、欅(けやき)の良材を使用して、見事に彫り上げた傑作です。

渦巻く巻毛で覆いつくされた全身が、精緻に表現されています。

眉毛・顎髭・たてがみ・肘毛・そして尻尾にかけて巻毛がなびいているさまもダイナミックです。

鋭い眼光を持った睨みの効いた顔をしています。

目は墨で描かれたものではなく、玉眼(硝子眼)です。

玉眼は、半球状の硝子が眼窩(がんか)に嵌め込まれています。

これは名人技と云ってもよい、特殊な技術です。

その硝子の裏面に、黒墨と金泥で瞳が描かれています。

眼の隅には、紅い絹糸をほぐして貼りつけ、血走りを表現しています。

白眼部分は真綿です。

この内部に詰められた真綿の、外へと押し出す弾力で、硝子眼が固定されている訳です。

玉眼は木に描かれたものとは、質感がまるで違いますので、まさに生きて魂が入っているように見えます。

鼻孔、口にはかすかに朱墨が差されています。

そして、力がみなきった全身の筋肉の描写も、ひじょうに素晴らしいものがあります。 

百千の悪疫をみ砕くという、鎮霊除疫の威嚇力溢れる唐獅子は、家の魔除けとなるでしょう。

これだけの作品は、なかなか出ないと思いますので、この機会をお見逃しなく。

状態は、欠けやひびもなく良好です。

作品サイズ・高さ12cm 幅18cm 奥行き6.5cm 重さ約300g 

箱サイズ・高さ13.4cm 幅19.4cm 奥行き9.6cm

材質・欅(ケヤキ)

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カテゴリー:家具・インテリア>>>インテリア小物>>>置物
商品の状態: 目立った傷や汚れなし

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